フィラリア予防
フィラリアとは犬の心臓に寄生する虫のことで、蚊が血を吸うことでその幼虫が他の犬へと次々に感染してしまいます。
放っておくと、重大な心臓病や呼吸器病を引き起こし動物の命を脅かすことになります。
蚊が出る時期に駆虫薬を月に1回飲ませることで、確実に予防することができます。
フィラリアとは
フィラリアとは犬の心臓に寄生する虫のことで、蚊が血を吸うことでその幼虫が他の犬へと次々に感染してしまいます。
放っておくと、重大な心臓病や呼吸器病を引き起こし動物の命を脅かすことになります。
蚊が出る時期に駆虫薬を月に1回飲ませることで、確実に予防することができます。
フィラリア症の症状
フィラリアに感染した犬では下記のような症状がみられる場合があります。
- 元気・食欲の低下
- お腹の張り(腹水)
- 咳
- 血尿
心臓の超音波検査では、このように寄生したフィラリア虫体を確認することができます。
感染した虫体の数により治療法が異なりますが、虫体が多ければ多いほど予後は悪くなります。
予防期間
4月から12月までが予防期間です。月に1回の投薬日を決めておきましょう。蚊が出なくって1ヶ月後まで投薬することが大切です。
※フィラリア感染した状態でフィラリア予防薬を投与した場合、突然亡くなるケースが報告されています。毎年フィラリア予防薬を飲ませ始める前に必ずフィラリア抗原検査を受けてください。
フィラリア抗原検査
フィラリアの感染の有無を迅速かつ正確に調べることのできる検査を行っております。フィラリアが感染している状態で予防薬を飲ませると、重大な副作用により死亡してしまう可能性があるため、前年度の予防が不十分と思われる場合は必ず検査を受けてください。
抗原検査は血液検査で、15分程度で結果が出ます。
フィラリア予防薬
フィラリアの予防薬(駆虫薬)には次のような種類があります。
-
錠剤
スタンダードなお薬です。
お薬に慣れているワンちゃんにおすすめです。 -
チュアブル
ジャーキータイプのお薬です。
オヤツの好きなワンちゃんにおすすめです。
ノミ・ダニ駆除も同時にできるオールインワンタイプもございます。
-
スポット
月に1回背中に滴下する予防薬です。
飲み薬の苦手なワンちゃんにおすすめです。
猫ちゃんのフィラリア予防にも有効です。
ノミの駆除も同時にできます。 -
注射
予防効果が1年間持続する注射薬です。
飲み薬の苦手なワンちゃんにおすすめです。
6ヶ月齢以上のワンちゃんに使用することができます。
フィラリア症の治療
虫体を摘出する手術や薬物治療により虫体を駆除する方法がありますが、大量寄生により全身の状態が悪い場合、治療が困難となる場合もあります。
当院では米国犬糸状虫学会(AHS)で推奨される薬物療法を取り入れております。詳しくはお問い合わせください。